投稿者: willbrain

  • オーダーメイドパン屋に天晴です

    博多商人塾2010の受講をしています。先日の講師はオーダーメイドパン屋のオーナー兼、ITコンサルタントの森田欣典氏でした。私は久しぶりに、受けて清々しくわかりやすい講師に出会って楽しい学習時間でした。

    オーダーメイドパン屋 は熊本のお店です。

    http://ordermade-panya.com/

    材料から味まで好みに合わせて完全オーダーのパンを作っています。

    ビジネス発想も商品コンセプトやネーミングもユニークで他にはないものです。また、ソーシャルメディアをここまでふんだんに使っているビジネスモデルはさすがに脱帽です。

    店舗コストをかけない、受注生産の製造方式はたぶんベンチャーなら思い描くけれど、おそらくかなりの腕前(技術)がないと、似顔絵パンや額縁パンはできない。まず、味や製法に絶対の自信があっての(実店舗に負けないくらい)スタートだと感心しました。

    ブログの読者と“ゆるく”つながりながら・・・という意図らしいのですが、かなり“堅く”つながっている印象を受けました。ツイッターで製造過程を紹介したり、材料を募集したり、「あと○個」とかで売り出したり~などは、読者を信頼して、情報発信を販促利用だけでなく、共に経営している仲間のような存在として意識しています。ツイッター読者が、お客になるのはもちろん口コミ媒体となって誰かに宣伝してくれるという仕組み、です。

    これもやはり、一度購入したお客さんが本当においしくて満足したからでしょう。

    ブログやツイッターのソーシャルメディアが生き続けるためには、その発信者が真のリアリティをもった誠実な人間であり、ビジネスとしてはプロとしての正しい売り物を持っていることが最低条件だな、とも思いました。

    IT系の講師でなかなか感心する人が少ない中、森田氏は、とても信頼できるコンサルタントだと思いました。またお話を聞きたいです。

  • 研修効果測定

    研修の効果は受講者が内容を理解し、そして職場で実践するような行動変革を起こしたかどうかが最も問われるものだ。企業の効果の定義で広く考えると経済的な投資効果があったかどうかが問われる。

    当社が実施した研修は、研修の目的に沿った学習が受講者の中で行われたかどうかをきちんと測定することに努めている。実施企業にお任せしてしまうと、簡易な「終了後アンケート」を取ろうとする。これはモジュール1の受講者の満足度のみを測るものになるので望ましくない。-詳しくはカークパトリックの教育効果測定理論による-下記

    モジュール1  研修満足度調査    受講者の研修満足度を測定
    モジュール2  学習到達度調査    研修受講による学習到達度を測定
    モジュール3  行動変容度調査    研修受講による行動の変容度を測定
    モジュール4  組織への影響度測定  組織課題の解決度合いの把握

    研修を余興で行う場合や、講演あるいは短時間セミナーに参加した場合にはモジュール1で結構だが、少なくとも受講者に「能力向上して欲しい、行動を起こして欲しい」などの目的を持ってある程度の教育投資と考えている場合には、モジュール3までは測定すべきである。

    また、受講直後においてモジュール1の満足度調査を行い、「受講者から人気がなかった」「厳しい講師だった」などの理由で教育を途中で(1回のみで)断念する企業がある。これは間違っている。厳しい研修を嫌うために受講直後の満足度は低いのである。これを実施する場合には、一定期間の後に再度の教育効果測定を行うべきだ。なぜなら、人は耳に痛い指導を受けた後に自己洞察や思考錯誤をして行動をしばらく経ってから始めることも多いからだ。1ヵ月程度の後に行動変化を徐々に起こす人や、半年かかる人もいる。研修直後に「満足」と答えている人が、その後行動変化を100%起こすわけではない。

    集合研修では新たな知識や再確認をする場であり、変化を促すには絶対的に職場の力が必要である。テキストや内容だけが面白くても一時的な知識ストックや気分転換にしか利用できない。設定した自己目標が達成できそうな職場、そしてやってみようと思える職場であれば、研修後にどんどんチャレンジが増える。ということで、まずはどんな研修でも「やってみたくなるようなモチベーションを高める研修であったかどうか、講師であったかどうか」が、研修後に確かめられるべきである。

  • 企画プレゼンのカギ

    企画プレゼンのカギ

    21日は1日研修を福岡商工会議所で担当しました。参加してくださった方、ありがとうございます。会議所のスタッフの皆さまにもお世話になりました。

    猛暑の中、「アイデア考えたり現象に問題意識を持ったりするパワーなんて出ないんじゃないかな。今日はみんなバテ気味だろうな」なんて思いながら会場に向かったのです。

    しかし、今回の参加者の面白さ、発想の豊かさ、ネタのユニークさ、話のうまさ・・・etcには非常に感心したのです。発表する時間がありましたが、講師である私自身が思いっきり笑ってしまう、納得してしまうプレゼン続出でした。

    講義は、ごく基本的な知識の再確認です。研修というのは、講義そのものに意味があるというより、場にいる他メンバーから多くの情報を得られることが多いものです。アイデアの相乗効果が生まれ、自分自身の気づきが得られます。そして、自分が考え、話し、実践してみてできるようになったな、とか、今度はもっとこうしようとか…を思考する時間になれば非常に効果があることになると思います。

    企画やプレゼンは営業職だけでなく、開発や広報や経営者など広く必要なものです。研修テーマとしては難度が高いものですが、1つの発想を広げる場とメンバーがいることで非常にユニークで効果的な発想が浮かびます。演習形式は時として緊張を伴いますが、他メンバーの知恵を借りることで発想が膨らむことを実感していただけます。

    今回の研修は、非常にメンバーに恵まれた時間でした。感謝します。

  • うれしいお手紙いただきました

    うれしいお手紙いただきました

    研修受講してくださったMさんからお手紙をいただきました。ありがたい文面に感謝します。

    お名前を伏せてお手紙の一部を掲載します。

    我々は、こうやってご自分の仕事を意義を感じていただいたり、やり方を見直してまたモチベーションを高めていただく研修という機会に少しだけお手伝いできていることが大変うれしく思います。

    メールは日々多くいただくのですが、こうやって自筆のお手紙は時間をかけて丁寧に書いてくださっているので、一段と重みを感じます。Mさん、ありがとうございました。ご活躍をお祈りします。