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  • 報告がないことが怖い

    部下に仕事を依頼すると、とても喜んでやってくれます。

    アイデアを自分でも出したり、具体的な質問をするし、細かい相談をしリスク管理もできるし、任せることによって

    本人の成長になることを実感します。

    依頼した私の方としても、リサーチと豊富な経験から方針と方法を練ります。

    綿密な計画を立て、シナリオをつくり、資料を作り、万全を期します。

    部下も必死で付いてきてくれている感触があります。

     

    しかし、・・・・・結構それは「本番前」までが多いように思うのです。

    なぜかというと、例えば研修事業をやっていると、研修講師の本番に向けた前工程ではやる気満々なのですが、

    当日以後に、“報告”がないのです。

    本人の中で終了し安心するのでしょうか、思い出したくないのでしょうか。

    大事なのは、計画したことが実際にできたかどうかを依頼者に知らせることです。

     

    目標が達することができたのか、本人の口頭でもメールでも良いので報告をして欲しいのです。

    それにより、上司(仕事を依頼した責任者)としては、安心するからです。

    特に、サービス業だと、実体が見えないので、その場の様子がわかりません。

    正当に価値が生まれたかどうか、価格に見合った業務が行えたかどうかが、会社の代表としても心配なのです。

    当日、そこにいない場合がほとんどですから。

    顧客の声があるとき、リピートがあるとき、にはもちろん当然の評価をいただけるのですが、

    無い場合には、その実体の測定をしようがありません。

     

    ・今日の仕事は予定どおりに完遂できたのか

    ・顧客の様子や意見で気になったことはなかったか

    ・時間管理はどうだったのか、どこか不足した点はなかったか

    ・想定していた計画どおりに進めたのか、計画に甘い点や問題はなかったのか

    ・実際の現場からの声を受け止めたか、満足度や評価はどうだったのか

     

    サービス業に従事する人が特に、報告の意味がわからない人が多いようです。

    リアルに動画に撮ってくれとは言いませんが、どんな課題が残ったのかをくみ取って、

    上司に報告して欲しいと思います。

    そこから、また新たな発見や、新たなビジネスにつながります。

     

  • ミーティングの記録をしないのは致命傷

    意外に、議事録を取らない中小企業って多いのです。

    数百の会社に入らせていただいてきましたが、議事録や共有ボードがない、何が決定事項なのかわからないという会議参加者の声をたくさん聞いてきました。

     

    あるサービス業の企業に3カ月程のコンサルティングに入りました。

    担当マネージャーは、他店から異動したばかりで多くの問題を抱えていました。

    業績は悪いわけではないのですが、社員の仕事の仕方に非常に不満があり、統一感のある組織に変えようという狙いがあるのです。

    マネージャーが変わったことで、しくみや配置、風土まで刷新したいという目論見がありました。

    私は社長経由で依頼され、そのマネージャーの支援をすることになったのです。

     

    初めてリーダーのミーティングに入って、私は驚きました。

    その会議では、口頭戦術。誰も、メモしない組織なのです。

    議事録は当然ないのですが、誰も手帳も持っていない、メモするようなそぶりもない、筆記具も持たずに、席に座っているのです。

    当然ですが、ホワイトボードもない会議室なのです。

     

    「これから〇〇をやって欲しい。そのために、まずは現場の問題があれば意見を言ってくれ」とマネージャーは提示しました。

    すると堰を切ったように、座っているリーダー達は不満や問題を話し始めました。

    口々に話す言葉は、かなり感情的、感覚的なものでした。多くは否定的で会社への不満のような意見が多かったのです。

    記録しなくても意見は矢継早に、スピーディーに出るものです。

    メンバーは人の話をちゃんと聞いているのか?聞いていないように見える。メンバー同士で目を合わせているわけではなく、皆は下を向いています。

    言葉だけでのやりとりなので、空中分解していくような感覚があります。

    意見の整理がしにくく、結局、何が真の問題なのかがわかりにくいのです。

    意見が出るたびに、マネージャーは、「それはいい」「それは悪い」などとイチイチ反応して判断していました。

    ・・・文字に記録するという文化がない組織があることに違和感がありますが、現業であること、身体を使うサービス業であると、

    会議も文字によるコミュニケーションを取らない習慣が根付いているのかもしれません。

    そこで私は、その時間に白紙にメモしました。録音機能を使うことは避け、できるだけすべてを文字に記録しました。

     

    これが、この組織の問題なのではないか?

    何も整理できていない組織ではないのか?

    何ができて、何ができていなくて、どこがどんな進度で、目標に対してどの程度達成しているのか、・・・

    すべては言語と数字で把握しなければ正確な議論ができないのではないか。

    決まったことを文字にして、全員に通達するためにも、記録がまずは大事です。

     

    「ちょっと待ってください」

    私は、その時間、筆記したレポートをマネージャーに見せました。

    意見を整理し、色を変え、構造化して見せました。

    「ここがもっと具体化すべきではないでしょうか?」と私の意見を言わせてもらいました。

    「そうだな。ああ、この出た話は忘れていた。大事なことだ」・・・そうです、マネージャーは全部の話を覚えてはいられないのです。

     

    会議後、マネージャーと話して決めたことは、まずは議事録をきちんと取りましょう!ということです。

    私がコンサルティングに入って初めてのアドバイスでした。

    この会社はここから、変わったのです。

    議事録、話し合いの整理、そこからやるべきことが発見でき、行動につながるのです。

    文字化をやらない人・・・意外といるのではないでしょうか。

     

     

  • クレームがなくならない理由

    ある組織研修を担当いたしました。

    時間が足りない、忙しい原因として、困っていることがあると参加者が口々に言うのです。

    それは電話応対に時間が取られるということです。

    「電話がなりっぱなしで自分の仕事ができない」

    「『こんなことで困っている。どうしたら良いか?』…の相談ばかりで、担当部署じゃないのにかかってくる」

    「客の話が長い。何とかIT電話か、メール問合せのみにしてもらいたい。相手の話につきあっていられない」

    「話が聞いて欲しいなら、どこか別のところにかけて欲しい。私の時間を奪わないで」

    「この電話の愚痴を聞いていたら夕方まで時間つぶしができそうだ。黙って聞いておこう」

    …など、様々な思いを発してくれました。

    では、それをどう対応していけばよいのか、という方法も皆で考えてみました。

    しっかり相槌をうち、内容を理解してあげればご自身でも解決できるとか、

    電話対応の担当者を順番制にするとか、専任にするとか、人事評価に含めるとか…いろいろな意見が出ました。

     

    さて、その同じ組織の上層部では、一方で大変困ったことが起きています。

    トップへ集まるクレームです。

    「電話をしても職員の対応が悪い」

    「職員の接遇が悪い。いいかげんな対応をしている。教育不足じゃないのか!」

    「相談をしても知らん顔される」・・・

    トップはなくならないこのクレームに頭を悩ますことになります。

    時短や働き方改革、業務改善と言いながら、その反対側で顧客の不満足が増えていく矛盾が起きているのです。

     

    そうなんです。

    職員がムダと考える判断が、実は顧客の不満足につながっているのです。

    何が最も重要なのでしょうか?

    何に最も時間をかけないといけないのでしょうか?

    誠実に、組織の目的を果たすために、何を大事にしなければいけないのかを考えていくべきですね。

     

  • 生産性を高めるには無形資産の蓄積が必要

    先進国では、経済成長の決定要因は研究開発・知的財産・データ・ブランドなどの無形資産の蓄積へと移行していることがわかってきました。いかに知的な非定型労働を資産化できることが、これからの企業にも、そして国にも求められます。

    それを活かすために、人材の重要性、そして育成の重要性が増していると言えます。
    機械やAIなどに容易に代替されない、高度かつ幅広い技能を発揮できる人材であり、そうした人材を活かす組織への改革が求められます。

    超少子高齢社会、これまでとは全く違う人員不足が起きてきます。

    既に、中小企業では、募集の数に満たない採用が年々大きくなってきました。毎年、大卒社員を採用していた企業が、今年は集まらなかったために高卒者を初めて採ったと言っていました。今後、この新卒採用は益々難しくなります。

    これまでと同じ業務をする人材を採用するのでなく、これから若手にやってもらいたいこと、若い創造力と柔軟な思考力で自社の強みをさらに伸ばしてくれること…ありますか?

    「黙って見ておけ」のOJTでは人は育ちません。

    マナー教育や、3年から5年などの長い修行期間でへたれ社員を育てず、自社の独自性を伸ばす新たな発想ができる領域でユニークで自由な育成ができると良いと思います。

    貴重な人材が存分に活躍できる環境整備が求められます。
    有能な人材を育成することは優先すべき投資です。

    働きやすい組織風土を醸成すること、そして人事部門の強化や戦略づくり、そして評価制度、賃金制度などの整備によって、優秀な人が育つ取り組みを着々と進めていきましょう。

    日本の労働生産性上昇率の低下は、無形資産投資がデザインや組織改革などへの広がりを見せていないことが関係していると言う専門家もいます。

    経済的な実証分析を見ると、能力・健康・女性など多様性への配慮が企業の成長を左右することが示されています。

    企業の成長を担う人材に十分配慮した取り組みが望まれます。

  • 新任営業社員セミナー~売れる営業マンへの第一歩(北九州商工会議所)開催実績

    新任営業社員セミナー~売れる営業マンへの第一歩(北九州商工会議所)開催実績

    新任営業社員が即戦力として活躍できるために、

    営業の基本から、売上目標を達成するための実践ノウハウまでを習得していただきました。

    時代が変化し、セキュリティ強化やリモートワークの増加で、飛び込み営業やアポなし御用聞きが大変難しくなりました。

    いかに“直接会っていただけるか”が難しい時代です。

    会うまでのハードルが高いのですが、実は要点を押さえればそんなに難しくはありません。

    顧客の目線で、顧客の立場に立って要望をよく聴きましょう。何が不足で、何が問題で、何にお困りなのでしょうか?当社は、それにどうやってお応えし、解決できるのでしょうか?

    直接会って、「この人に頼もう!」と思ってもらえる信用のされかた、好かれるためにどうすれば良いか、こちらも要点を押さえれば簡単です。

    第一印象のつくり方、挨拶、アプローチする際の質問や話の聞き方を習得しましょう。

    「この人に相談に乗って欲しい」と思わせるには、本気で相手の話を聴き、共感する姿勢こそ大切です。

    営業の成果は準備が9割で決まります。

    商談の事前準備をしましょう。

    商品説明のめのシナリオ、資料やデータ類、そして質問に応えられる問答集まで用意して臨みます。

    営業の目標は明確だから、動けるのです。今週の目標、今日の目標、今回の商談目標…など具体的な成果目標を持って動きます。

    1案件ごとに大切に扱い、一人ひとりのお客様に向きあい誠意を届けましょう。

    企業研修「営業力向上研修」の詳細ページはこちら

    ※営業研修のお問合せ  info@willbrain.co.jp  株式会社ウイルブレイン

  • 「プレゼンテーション研修」…ビジネスで必須であるプレゼン力を鍛えました

    「プレゼンテーション研修」…ビジネスで必須であるプレゼン力を鍛えました

    プレゼンテーション実習型研修(2日間)

    講師担当を深月敬子がいたしました。
    ビジネスマンに必須の、問題解決力、創造力、論理力、コミュニケーション力を養成します。
    「新人ITエンジニアのためのプレゼンテーション実践研修」(福岡ソフトウエアセンター様からの講師依頼です)5月18日・19日。

    私は学生時代に、試食販売やあらゆるセールス仕事を行い、アルバイト派遣業という大学生起業をしました。
    それが非常に好成績で、よく売れたのです。元々、内気で引っ込みじあんな私でもうまくできる方法を使ったからなのです。
    就職した企業や独立後も、訪問営業、飛び込み営業、商談・交渉などでプレゼンを経験しました。
    ビジネスではあらゆる提案活動やプレゼンテーション場面は必須です。
    誘うこと、自分のことを話す、良いものを他者に教える・・・これらが苦手だなんて言っていられないのがビジネス活動です。
    さて、プレゼンテーションは、コツさえ知っておけば決して怖いものではありません。
    必要な場面で使えるように、私の経験を紹介しながら、基本スキルをみんなで学びました。

    実習形式で基礎力養成

      

    顧客のニーズを伺う力、簡潔な資料を作る力、独自のアイデアを短時間に創り出し・まとめる力、双方向に魅力的に話す力…を磨きます。

    2日間で何度もプレゼンを行いました。
    最初は15秒、それから30秒で。1分で。そして最後は一人3分の発表。
    短い時間で原稿を用意して、覚えて、表現力をつけて話していきます。

    ・まずは、誘い方の練習
    ・自分の好きなものやコトを紹介してみる練習
    ・問題に気づかせる問いかけかたを練習
    ・申し込んだあとのメリットを顧客主体で表現できる話し方を練習
    ・論理駅な話し方(ロジカルシンキング)を練習

    パワーポイントの資料作成はパターンに乗せる

    実は、パワーポイントの技術も必須です。
    研修では1分発表に向けて1枚シート作成、3分の発表のために5枚程度作成。一定のテンプレートをご紹介。
    皆が、パワーポイントを視覚的に考慮し、見やすく引き付ける資料として完成させました。
    証拠となるデータを入れること、視覚的に見栄えが良いコト、文字が多すぎないこと。
    これが、企画書というものです。

    利用する顧客目線での表現であること。・・・これらを意識しながら、短時間で作成していきます。

    意識して練習することが大事

    必要なピントを少しずつ練習しながら、身につけていきます。
    ・選ぶ商品がユニークで、ユーザー(顧客)が欲しいと思える
    ・問いかけ、呼びかけが自然で対話調であること
    ・提案ストーリーがわかりやすい
    「この問題で困っていませんか」→「こうすれば解決しますよ」

     

    相手に考えさせる的確な問いを発する

    問いに対する解答を用意するようなストーリー仕立てにすること。
    ・動きながらボディランゲージを使って話している(じっと棒立ちしない)
    ・笑顔、楽しい空間づくり
    ・自信を持ってプレゼンできている
    これらが適切にできるように、実習しながら身につけていきます。

    うまい人を真似る!

    数人の歴史上、影響力を与えた人物の動画を見てもらいました。
    キング牧師、スティーブジョブズ、植松努、そして江頭2時50分・・・など。
    達人たちの「声」を感じてもらいました。
    あなたの伝えたいことを言葉にして、そして声にして、ちゃんと伝えましょう。

    コンペ形式で実践

    全員の3分間発表が終わり、優秀賞を投票で決定しました。パチパチ!
    1位から3位まで圧倒的な得票数で決定です。
    場数で決まるのではなく、このポイントを意識して練習を少しすれば、誰でもプレゼンは上手くなります。

    プレゼンテーション研修の詳細はこちら

    プレゼンテーション研修のお問合せは、
    info@willbrain.co.jp
    092(832)5105

  • マインドフルネス講座~小郡市「自分磨き講座」

    マインドフルネス講座~小郡市「自分磨き講座」

    5月11日、小郡市生涯学習課の主催、“女性再チャレンジ支援事業”第1回、

    「マインドフルネス入門講座」を深月敬子が講師を担当しました。

    たくさんのご参加ありがとうございます。

    マインドフルネスとは?

    「マインドフルネス」は健康の促進から、生産性の向上まで広くその効果が検証されています。

    現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程です。

    瞑想、などの訓練を通じて発達させることができるもので注目されています。

    免疫力のアップ、幸福感の促進、人間関係の改善、自己コントロールの促進など、

    その効果は多くの臨床研究や実践で明らかになっています。

    本日は2時間でしたが、マインドフルネスがどのようなものなのか、また生活に取り入れるための

    基本的な方法をご紹介し、実際に参加者の皆様と一緒にワークをいたしました。

     

    ストレスが溜まっていますか?

    「どこかストレスを感じていますか?」の問いにはほとんどの参加者がイエスです。

    不満、悩み、不安やイライラ・・・どこから来るのかわからないけど、長く居座っているものも。

    感情がいっぱいになって冷静な思考を邪魔してしまうときもあります。

    色々とやるべきことがあるけれども、もう手につかないくらいの怒りになってしまったり、

    言ってはいけない言葉を吐いてしまい誰かを傷つけてしまい後悔したり…。

    一体、私はどうしたらよいのだろうか?

    どこへ向かっているのだろうか?

    あー、うまくいかない。こんなに努力しているのに…。などのつぶやきが

    聞こえて来そうです。

     

    どこへ行こうとしていますか?

    皆さんは真面目に誠実に努力し、勤勉な生活、誰にも迷惑をかけないように、

    上からの言いつけを守り、やるべきことと思うことをしっかりしてきたのです。

    でも、心の真ん中は…冷たくて。

    肩や腕が硬く強張って柔軟性がなく、体の中心も一体どこなのかわからないくらいに感じられない。

    「私は誰ですか?何のために働かないといけないのですか?」

    意識して、意図して、自分の行き先を決めてくださいね。

    呼吸をゆっくりとしましょう

    吐くと、体がリラックスします。副交感神経が優位となります。そしてたっぷり吸うことができます。

    呼吸を止めないでください。

    浅い呼吸ではなく、深い呼吸をしましょう。1分間に4回~5回くらいを目指します。

    できれば、目を閉じて視覚を遮断してみましょう。

    深い呼吸だけを意識して、一時的に脳の扁桃体の動きをセーブしてしまいます。

    自動運転している感情の波を止めることが目的です。

     

    自分の身体の内側を感じてみましょう

    身体の内側で何が起きていますか?どんな「感じ」がしますか?言葉にしてみてください。

    私の内側をしっかりと、今、感じてみましょう。

    自分の心を感じてみましょう。

    ますは体を呼吸と共にストレッチします。

     

     

    指先から体をスキャンしたり、飲み物をじっくり・ゆっくりと飲んだり、ペアで集中傾聴したり、

    といういくつかのワークをご一緒に行いました。

    感覚を言葉にする、文字にするというワークもご紹介しました。

     

    アンケート

    〇皆さまからの感想です(一部)

    ほとんどの参加者が100%に近い満足度でした。

    ご質問の紹介

    参加者から実践的な質問をいただきました。回答と共に、ご紹介しておきます。

    ●質問①

    娘(二年生)とも一緒に瞑想したいのですが、終わった後身体はどんなかな?不安ふきとんだかなー?とか聞いた方がいいのか。

    何も問わず、なんとなく気持ちのいい時間としてもっておけばいいのかどうなんでしょうか。

    【回答】

    マインドフルネスをお子様とご一緒になさるときに事前の状態を尋ねましょう。

    「今の気分は最高10点満点で何点?」と、尋ねて始めると良いと思います。

    気分のスケール化をお勧めします。

    よくないときは0に近い点、よい気分だと10に近いなど・・・。

    その理由などを細かく訊かずに、始めましょう。

    ビフォー&アフターで実感させます。

    実施後、「今度は何点になった?」と、後の気分を質問してください。

    マインドフルネス集中をすると、アフターの点数を尋ねたら「点数が上がる」ということが多くあります。

    もちろん変わらないときもあるかもしれません。

    自分がどういう状態が最高なのか、そういう状態を目指すのか、ものさしを実感することができます。

    点数が上がると“マインドフルネスをやっていると点数が上がって気持ち良い”

    “これまで考えていた嫌なことが減る”“スッキリする”

    ・・・などの実感がわくかと思います。

    私は継続レッスンをするときには、グラフに書いてもらっています。

     

    または、トランプやゲーム、計算や絵など、瞑想の前になかなか進まない状態。

    瞑想後、さあ計算問題をやったらサクサク解ける、絵がするする描けるということがあります。

    こういう実感をしてもらうとよいです。

    どんな方法でも良いでしょうし、良かったらやってみてください。

     

     

    ⚫️質問②

    日記はよく書きます。嫌だったことなどは、1日のおわりには大抵どうでもよくなってますが

    掘り起こして書いてたほうがいいんでしょうか?

    【回答】

    マインドフルネスの実践法として、ジャーナリング(日記)をご紹介しました。

    ジャーナリングとは「書く瞑想」とも呼ばれ、頭に浮かんでいることを一定の時間内でただ紙に書いていくというものです。

    紙に言葉を並べて可視化すると、自分の気持ちを客観視できるため「気づき」を得ることができると言われています。

    もうどうでもよいことは忘れているので、無理に思い出さなくてもよいです。

    整理したい感情はマインドフルネスをしていくと抽出されていくこともあります。

    自身の方向性を確認したい、今の地点をはっきり認識したい、問題を明確にして課題設定しておきたい、

    これからどうすればよいか道しるべを再確認したい・・・・

    というために、日記は活用できます。

    嫌なことを思い出すためではなく、ありたい自分と現在の自分とのズレを調整するためです。

    ですので、書いていくうちに自分の内側の整理、これからの自分の行き先も探求されていくものです。

    書くことによって思考を整理していきます。

    言語化や整理していないと、「どうでもいいい」とか、能天気・楽天家で終わってしまい、行きたい場所へたどり着けないのです。

     

     

    ⚫️質問③

    先生のお話を母に聞かせて勉強してもらいたいです。頑固な母に変わってもらいたいのです。

    【回答】

    「やってみたら」「あなたは変わった方が良いよ」と相手に指摘しても、欲求を持っていない他者を変えることは困難です。

    お母さまにも本日の内容や今後学ばれたこと、気づかれたことを直接お伝えになると、少しずつ聞いて、採り入れたくなるかもしれませんね。

    ご参加者ご自身が変容していくと、お母様の頑固さが気にならなくなっていくかもしれません。

    マインドフルネスの継続で、ご自身の考え方や行動の仕方が善い方向に変わるのです。

    ご自身の対処の仕方や、関係性の作り方が変わっていくのです。

    あるいはお母様が、ご参加者から影響を受けて、自分から変わられるということはあり得ます。

    一緒にマインドフルネスをご自宅で楽しくやってみて、「良かったよね」と話し合われるだけでも、

    お二人の距離が近くなり、これまでの否定感が薄らぐかもしれません。

    少しずつ、採り入れてみてください。ご参加ありがとうございました。

     

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    092(832)5105

  • シルバー社員対象 サービス接遇研修

    シルバー社員対象 サービス接遇研修

    2021 年度、「福岡市シルバー人材センター」様の研修を担当させていただきました。
    講師を市内の出張所14カ所の研修に派遣いたしました。

    シルバー人材とは、定年退職した高齢者の中で就労可能な人材のことで、概ね60歳以上のシニア世代を指します。
    60歳や65歳で定年退職したとはいえ、豊富な専門知識を有する人材はたくさんいます。
    働く意欲にあふれれ、体力があり健康、社会と接点を持つ意欲がある人はとても多いのです。
    研修にも熱心にご参加いただきました。
    雇用する側のセンターの対応も信用を提供する組織として誠実、丁寧です。

    ●マナーやコンプライアンスの基本を再確認

    常に自分を点検します!新しい制度や就業規則を知り、守ります!
    改めて日々、新しい仕事に就くことは、その都度の意識や態度が求められます。
    正義感や熱意があり過ぎること、これまでの経験から「こうすべきだ」という頑固な自意識になる方もあるので、時には注意が必要です。

    近年の個人情報保護、ハラスメント、多様性、ネット使用の注意…など厳しいコンプライアンスについては、
    新しい価値観や法律を理解していただきます。
    他者の立場で考える、相手の言葉をよく聴く、感情を言葉にする、自身を振り返る、という演習を繰り返して体で覚えていきます。
    “おせっかいを焼きすぎる” “昔の感覚でよかれと判断してしまう”・・・などを防ぎます。

    また、「チームで働く」という感覚を高めていきます。
    チーム全体での情報共有、標準化、規律などを求めます。
    速い時間で4,5人のチームが組めるような動作や態度も磨きます。
    目的意識の研修や、挨拶、報連相など働く時の注意点について再確認の機会となります。

      

    ●話し合いを中心とした参加型研修

    お客様に喜んでいただける仕事の成果を目指します。
    そのために、できていること・難しいこと、日頃の仕事で困ったこと、問題点を解消する場に…
    独りよがりにならないよう、チームで仕事をします。問題は一緒に解決します。

    新しい取組み方法やチームマネジメントを再確認する機会となります。
    IT機器や新しい道具も少しずつ使いこなしていきます。

       

     

    ●シルバー社員は熱心です

    当社が多くのシルバー社員と接して感じたことは、研修進行に対して非常に協調的な人が多いために、進めやすいのです。
    カリキュラム進行に丁寧に向き合ってくださるのです。
    そして、仕事に対しても熱意あふれ、質問もたくさん出るので対話が活発になります。
    経験値が高く視野が広くなっているのでしょう。深い問いも多いのです。

    ・穏やかで、非常に誠実で真面目な人が多い
    ・世の中に役立ちたい、地域を良くしたい、という思いの人が多い
    ・仕事が丁寧である。手を抜く、怠けたいという気持ちが少ない

    批判的・否定的な受け方ではなく、柔軟で温厚な対応で研修を受け止めて参加なさいます。
    人として円熟し、こちらが頼りたくなるような雰囲気から、対話も楽しく進みます。
    「ここで働くのは〇〇のため」という目的意識が明確な方が多いからだと察しております。

    私たち講師もたくさんのことを学ばせていただき、たくさん助けていただきました。
    一緒に学べた機会に感謝いたします。

    ●シルバー人材が注目される背景

    そもそも、シルバー人材が注目されるようになった背景には、少子高齢化による労働人口の減少があります。労働人口の減少により、企業における人材獲得は年々難しくなっています。企業間の競争も年々激化しており、さまざまな対策が取られているのが現状です。

    このように、労働力を担う若手層が減る一方で、労働意欲の高い高齢者が増えている事実もあります。実際に、政府発表の「令和3年版高齢社会白書」によると、定年後も収入の伴う仕事を続けたいと考える高齢者が全体の40%を占めています。これらのことから、企業として確保すべき労働力を補うべく、シルバー人材の活用が進んでいるのです。

    参考:内閣府「令和3年版高齢社会白書

     

    ※「接遇マナー研修」の詳細はこちら

    ※当社では、シルバー社員を対象にした研修の企画、講師派遣を行っております。
    お気軽にご相談ください。
    info@willbrain.co.jp

     

  • 新入社員のための「ビジネスマナー研修」

    新入社員のための「ビジネスマナー研修」

    社会人としてスタートを切った新入社員の皆さんへ、ビジネスマナーの基礎研修を行いました。
    企業内研修への講師派遣は今年も多数のご依頼をいただき、ほとんどが対面研修で実施となりました。

    守・破・離”の“
    まずは、基礎となる「型」を知り、覚えることから始める必要あります。

    何度も型を練習し、体に覚え込ませます。
    明るく丁寧、誠実に見える、信頼につながる、仕事を依頼したくなる…そんなマナーへ。
    筋肉、タイミング、リズムを覚えます。
    立ち方、歩き方、挨拶の仕方、お辞儀、案内、電話応対、来客応対、名刺の扱い、指示や報告など。
    状況に慣れていただきます。
    意図的な自己表現、他者を理解することも一定のスキルなのです。
    うまく表現するための所作を知ることで、後からの職場での仕事が楽になります。

    学生気分を払拭し、行動に責任を持っていただきます。
    組織で行動するための動きを理解します。

    動きながら、理論的な整理も行います。
    なぜ、この型が使われているのか
    人関係を良好にするために、どんな意味があるのか
    ・・・すべての「型」には意味があるのです。
    その深さや意味合いを知ることで、動きやすくなります。
    自分の「思い」を「行動」に表すとはどういうことなのか
    ・・・どんな場面でも、基本パターンをうまく活用することになります。
    目的に合わせ、「どのように」伝えたら良いかがわかってきます。

     

    ロールプレイで実習しながら、自分の動きに自信をつけていきます。
    1日研修でで、返事ができる、元気よく挨拶できる、目上や顧客への対応を理解する、指示を正しく受けられる、
    機敏な動きができる、電話での丁寧な初期対応ができる・・・など習得もスピーディーです。
    意味を理解しながら進めるので、組織の一員としての責任感がグッと高まります。

    どんな学びでも、最初の基礎が土台となります。基礎ができていないと上に何を乗せても高く積みあがりません。
    しっかり、基本を叩きこむ新人マナー研修は、できるだけ入社早期に行うことをお勧めします。

     

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  • マインドフルネス研修が増えています

    マインドフルネス研修が増えています

    コロナ禍、「マインドフルネス研修」の実施が増えております。

    “未来が明るく感じられない”
    “ストレスを感じる”
    “不安感が拭えない”
    “旅行や外出の制限で自由さを感じられない”
    “発散されないイライラがある”
    “職場と家の往復だけで閉塞感”

    心情的な不安感、解法されない感覚がどこか奥の方に溜まっていくようです。
    何かの制限や監視の生活が長く続くことでメンタル不全につながりやすくなります。

    そんな時、マインドフルネス呼吸、瞑想、ボディスキャンなどをしてみましょう。
    一旦立ち止まり、自分の脳内をクリアリングするのです。
    目の前のゴタゴタした状況に振り回されている自分を、少し遠くから見つめていきます。
    身体の力を抜いて、五感の感覚を取り戻します。
    いくつかのワークを1時間~2時間するだけで、スッキリする感覚が味わえます。

    職場メンバーと一緒にやってみることをお勧めします。
    研修やちょっとした集まりに、マインドフルネスをしてみませんか?
    自分への理解が進み、感情がオープンになったり、それにより相手を思いやる気持ちも高まります。

    歩いたり、ストレッチを取り入れるとさらに血流がよくなる、代謝が良くなる、幸福感が高まる、などの
    効果も得られます。

    福岡でマインドフルネス研修を検討されている企業や団体のご担当者様、
    研修企画からお手伝いしております。

    詳細ページはこちら
    お気軽にお問合せください。