カテゴリー: 女性管理職・女性リーダー養成

  • マネジメント研修:深月敬子

    マネジメント研修:深月敬子

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    教室運営をしている企業様の研修担当でした。

    問題は、多くの企業でも似たような状況にあるように感じます。

    ●部下指導が不十分

    (自分で全部を抱えてしまおうとする。責任感の低い部下を甘やかす、

    放任する、厳しく教えない。自分で模範となれない)

    ⇒結局、自分が一番最後にオフィスを出る超過勤務。

    ●クレーム処理力が低い

    (初期対応がまずいのでマネージャーがこじれた後に出ていくことになるが、

    対応に誠意と表現力がない、原因追究不足と部下のせいにする、

    自分でも処理できずに上に相談して結局責任放棄)

    ⇒結局、業績悪化。部下のやる気ダウン。

    ●目標感、方向感のチーム不統一

    (自分だけ目標を知っている。部下には、自分の手足としての作業しか与えず

    目的や意義を知らせない。一体感もない)

    ⇒自己中心のマネジメントで部署の生産性が低い、雰囲気悪し。

     

    とても実務能力は高い社員が揃っています。

    しかし、マネジメントスキルは実務力とは別の問題です。

    マネージャーが咄嗟に動かなければならないのは、トラブルやミス発生時こそ。

    優先順位をつけて判断すべき。

    最もまずいのはお客様の信頼を損なうことなのでトラブルは緊急性が非常に高いのものです。

    そして、やるべきことは、そのための予防策。危機管理、チームワークなのです。

    常に、中心にあるのは、「自分が何のために仕事をしているのか?」という信条ですね。

    信条が自分を熱く動かすものです。真心、誠意をもって人にきちんと丁寧に伝えましょう。

    部下にも、お客様にも・・・。きっと伝わります。

     

     

    今回は、具体的な職場事例を事前にヒアリングして豊富なケーススタディとしました。

    皆さんの会社、大丈夫ですか?

     

     

     

  • 女性リーダー養成講座

    女性リーダー養成講座

    大分県 消費生活・男女共同参画プラザの主催にて
    平成25年度「働く女性のためのステップアップ講座」3回シリーズの

    講師として深月敬子が担当させていただきました。

    ディスカッション、事例ワークなど演習を多く含んだ実践的な講座となりました。

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    女性同士のつながり、助け合い、信頼関係がとても大事・・・という言葉が飛び交っていました。

    皆さんのご参加ありがとうございました。

  • ビジネススキルアップ講座

    ビジネススキルアップ講座

    3ヵ月、3回連続講座を大分県アイネスにて深月敬子が講師担当しました。

    3月末で終了しました。

    働く女性を対象として自治体が講座を行うのは大変珍しいことですが、

    皆さんの熱気と意欲に大変感心した3回でした。

    今回は女性リーダー養成というサブタイトルがついており、実際に職場の管理職に

    なっている方や、候補の方、職場からの推薦を受けて受講という方も

    多く見受けました。

    第1回:話したいことをまとめるロジカルシンキング

    第2回:人を育てるリーダーシップとコーチング

    第3回:タイムマネジメント

    うわ、横文字が多い・・・。

    演習をたくさん取り入れて、みなさんがワイワイと話し合いをしながら進行できました。

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    国の女性管理職を増やそうという対策に対し、九州各県は非常に遅れているのが実態と言われています。

    役職という肩書で統計をとると、女性の部長職や課長職は少数でしょうが、

    実質的な仕事の成果や効率、作業量は男性と全く変わらない…いやそれ以上であると感じます。

     

    女性の問題意識は高く、男性に比べると既成勢力に遠慮することなく、正しいことをきちんと

    発言できるところだと思います。

    事例への指摘、社会問題への原因への視点は鋭く、どれも講師が唸るようなものでした。

    それでも、決して社会や他者だけに責任転嫁せず、自分から行動しようとしている彼女たちを

    心から尊敬し応援しています。

     

    ●いただいた感想文から~

    ・相手への伝え方が理解できました

    ・私に必要な「論理的」な思考についてだったので良かったです

    ・日頃の仕事をいかに効率的にこなすかのポイントが分かった。

    ・いつもここが足りなかったと反省、感心させられます。

    ・目的意識を強く持ち、極力ムダを省きがんばりたい。

    ・ムダをはぶく能力を身に付けがんばりたいと思います

    ・さまざまな意見が聞けてよかったです。社会環境が変わるように、まずは自分から。

    ・もっと話したくなりました。いろいろな意見が聞けて本当によかったです!

     

    参加の皆様ありがとうございました。

    そして大分県アイネスの職員の皆様、ありがとうございました。

  • 女性リーダー養成講座in大野城

    女性リーダー養成講座in大野城

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    連続した土曜日を使って2月の4回、女性リーダー養成講座が大野城市まどかぴあで開催されました。

    当社の代表講師である深月敬子がそのうちの3回を担当しました。

    「活かす、イカス、女性力」と題されて集まった女性達は40名ほどでとても真剣、熱心でした。

    リーダーに必要なスキルとして、やはりチームを活かす力が必要です。

    個人としてはもう十分に有能で真面目な女性達なので、

    「個人」ではなく「チーム」を意識していただきたく、と色々な演習をしていただきました。

    とかく感情に流されがちな女性の弱点を補強するプログラムです。

    ・ロジカルな問題解決

    ・相手と協調的な関係になるための自己主張

    ・課題を早く見つけ、情報を他者から引き出す

    ・共感、励まし、支援の関係と親和性を高める

    ・・・・みなさん、どんどん進むワークに一生懸命ついて来てくれました。

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    最終回は「ワールドカフェ」を行いました。

    女性ネットワークをつくるために必要な課題を探索しました。

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    模造紙にどんどん書いていき、どんどん問題提起が行われています。

    問題の原因は?では、対策はどうしたらいい?

    各グループ4人ずつ、お茶を飲みながらユニークなアイデアがたくさん飛び交います。

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    最後は発表、そして自己宣言を付箋に書きました。

    「情報は取りに行こう」「安心できる楽しい場をつくろう」「同じ目的をもつ同志で集まろう」

    ・・・・すごく熱くて現実的な意見が発表されました。

    ああ、きっと半年後は何か形になって見えてくるだろうな…と思いました。

    様々な女性グループがあり、県内の表彰も受けている大野城市は高い意思と経験のある人が

    集まった稀有な地域です。

    私はとても大きなエネルギーをいただき、今後の女性を支援する立場でも大きな学びとなりました。

    ご参加の皆様、まどかぴあのスタッフの皆様、ありがとうございました。

     

     

  • 女性管理職講座

    女性管理職講座

    中小企業大学校、人吉校にて深月敬子が研修担当させていただきました。
    一口に女性リーダーと言っても幅があります。

    取締役をしている経営幹部の方から、20代で後輩を指導し始めた方まで

    様々な立場、色々な業種や職種、職場環境の方が集まっています。
    女性リーダーの研修というと、いつも本当に幅が広いですね。
    すでに課長職とか係長職とか、男性のように明確な職位はついていないけれど、

    社内でいろんな業務を束ねている方が多いのです。

    敢えて職位を与えていない場合もあるし、職位を嫌がる女性本人の意向もあります。
    経営者から「もっと、前で皆を引っ張って欲しい」から研修に行って来い、

    と言われて期待されている方が大勢いらっしゃることがわかりました。

    この研修は企業からの申し込みがほとんどなので
    皆さんは会社の期待を背負ってのご参加なのですね。
    どうしても女性は、“リーダー”などという責任を怖がったり嫌がったりするものです。

    特に、九州はその傾向はまだまだ強いですね。

    実務が出来て、組織の強みや弱みを感じているのなら、

    もっと会社のために一歩前に出て欲しいと思います。

    できるのであれば、あとは、自信をもつこと。

    ぶつかることや交渉を避けない、思いをきちんと伝えて理解し合うことです。

    今回は、経営側の立場に立ったゲームなども行いました。

    少しずつヒントをお伝えしてトレーニングを行いました。
    3日間でみるみる変化していきます。
    話し合いが活発に、速く、効率的に行われていきます。
    発表も的確、役割分担も的確、ユニークなアイデアに溢れた話し合いができています。

    とにかく、女性限定研修のどこが良いかというと、同性同士なので、グループ活動がうまくいくのです。

    男性が中にいると、女性は「男性にリーダーを任せて」引っ込む傾向があります。

    そして、本音がなかなか出てこないこともあります。

    とても打ち解けて、お互いに意見をしっかりと伝え合うことができ

    厳しくつらい中に成長がありました。

    皆さんが「楽しいわ~」と言っていました。

    皆様の職場でのご活躍を期待しています。

  • 女性リーダーになりたい!研修で学べる

    女性リーダーになりたい!研修で学べる

    3日間は、かなり多くの演習、グループワークを実施していただきました。
    中小企業大学校直方校にて「女性管理職スキルアップ研修」にて
    講師を深月敬子が務めました。ご参加の23名の皆さま、ありがとうございました。
    大学校のスタッフの皆さま、ありがとうございました。

    1つの事例を基に、まずは「問題抽出」、その後は「改善する計画」、そして最後は
    リーダーになっての「ロールプレイ」です。
    問題であるという指摘は簡単にできますが、それを、具体的に自分がリーダーシップを取りながら
    指導し、アクションを起こす計画を立てる時間。
    そして明日からの職場行動への練習の時間・・・がこの研修です。

    ・こちらは「SWOT分析」・・・顧客と自社の強み、そしてライバル社の分析から。

    ・グループは3日間、別々のメンバーと組みます。

    みな、すぐに打ち解けて熱心な話し合いです。

    ・事例問題は、各グループが発表し、深めていきます。

    しかし、視点の不足、上司任せの責任不足を、講師からコメントしました。

    ・上司になって部下指導のロールプレイ。

    具体性、心をこめる、自分の言葉で話す・・・などを考えて実演します。

    相互コメントは自分で気づかない点を指摘され、改善に活かされるでしょう。

    とても、ボリュームが多く、最後のアクションプランまでに思考が広がり、へとへとになっている・・・かと

    心配していましたが、皆さん、最後に「楽しかったぁ〜」とおっしゃっていました。

    最後の一人ずつの発表は、私も涙が出そうなくらい立派な決意表明でした。

    職場での活動に自信を持って、職場が活性化するようなリーダーシップを発揮していただきたいです。

    何か、不安がありましたらいつでもご相談ください。

    ありがとうございました。

  • 広島にて「女性管理職研修」でした

    広島にて「女性管理職研修」でした

    21日から23日までの3日間、中小企業大学校広島校に行って参りました。

    参加者は23名の女性リーダーの皆さま。担当者深月敬子でした。

    中四国の各県から遠路を参加なさった方々の意欲が、大変高いことに感心しました。

    写真は、第2日の講義スタート15分前。

    なぜ、全員集まってすでに臨戦体制なのか、本当に感心です。

    復習&予習、自社に提出するレポート、他の振り返りなど個々に学習をしているようです。

    とても熱心で、真面目で、素直で、吸収が早くて・・・と私は大変有り難く感じる3日間でした。

    初日の不安げな顔が、3日目には自信に満ちた表情に変化したことを参加者は気づいていたでしょうか?

    発表の仕方も、時間管理もとてもうまくなっていました。

    自分を変えられるのはいつからでも可能です。

    女性だから・・・、会社の決まりだから・・・、常識だから・・・、もう歳だから・・・ etc

    そのような価値観はいつでも捨てられるのです。

    我慢や遠慮はせず、痛みをものともせず、目標に向かって、夢の実現にむかって、

    自分とチームのためにワクワクする行動をしていきましょう。楽しみながら!

    また、皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。ありがとうございました。

  • 女性管理者研修が終了しました

     3日間コース、中小企業大学校直方校の「女性管理者のための能力向上講座」の担当が無事に終了しました。参加してくださった方、直方校のスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。

     桜がまだきれいに咲いており、朝はウグイスの鳴き声のする山中を散歩し、美しい景色と美味しい空気の中の合宿生活でした。

     女性管理者コースはちょうど1年前にも担当させていただきましたが、昨年の参加者はほとんどが経理や総務の間接部門担当者がほとんどでした。実務経験が長いために必然的に管理者に昇ってしまった感じだと皆さん、おっしゃっていた記憶があります。所属は間接部門であり、男性のサポート部署だという認識が強かったのです。

     今年の参加者は少々違っています。女性組織のリーダーがほとんどであるようでした。サービス部門や専門職、コールセンター、販売、通信、飲食、保育などの女性スタッフで構成されているチームそのものを引っ張っています。男性組織の中で、間接部門としての長ではなく、顧客と第一線で対応している部署であるために、必死さや緊張感の高さを感じました。そのためか、問題解決への道筋がつけやすい方々であることも感じました。

     企業組織は、消費者が女性の場合、女性スタッフを対応者に任命する方が仕事がうまくいき、顧客も安心しやすいことがわかっています。そして、その中でも、リーダーは以前は男性が束ねることが多かったのですが、女性リーダーが相当なスピードで増えていることも感じます。

     経営力、マネジメント発想、リーダーシップを機能的に学び、感情で左右されない戦略的な仕事の仕方をどんどん身につけて欲しいと思います。

     今回の3日間は、みなさんの大きな成長を非常に感じました。私もみなさんからエネルギーをたくさんいただきました。有意義でした。

  • 女性管理職は多くて5%

    共同通信社のニュース(30日)はまたガッカリの現状を浮き彫りにした。

    大企業の女性管理職の登用が進んでいない、というものだ。

    管理職に占める女性の割合は、課長級が平均5・4%。部長級は同2・5%、役員級は同1・7%と100人に数人のレベル。同時に「望ましい割合」を尋ねると、課長級は平均18・6%、部長級は同15・4%、役員級は同14・4%・・・とのこと。

    大企業5000人以上で6%程度というのはさまざまな調査でよくあがる数字だった。また本日の調査結果でも出てきた数字が一向に上昇しておらず、世界的に見て、極端に少ない割合で非常に残念である。

    大企業で5%なら、中小企業はもっともっと少ないということだ。(そう、女性割合はパートや派遣などの非定形労働が7割なのだから)

    期待しているよりも実態が進まない理由として、回答の多いものは「総合職女性が少ない」「お手本がいない」「育児・介護などの理由」とのこと。

    この回答者はほとんど経営トップとのことだったが、“会社は制度を用意していつでも歓迎する”のに管理職が増えないのは“女性の側に理由があるのだ”という意図に読める。

    本当に、女性が管理職に昇格できる環境は社内で整っているのか?数値割合としてポジティブアクションをとっているのか?もっとお手本の社員(ロールモデル)を社内で育てて用意しようと思っているのか?

    いや、まだ日本組織は本気で女性管理職を育てようという意識は持っていないだろう。消費財メーカーやアパレル系を除いて。最終ユーザーと接点がある企業では女性管理職が会社の広告塔でもあり発言権も大きい。

    女性管理職が育つ土壌として日本組織はまだまだ危険がはらむように感じる。米国は消費者から選ばれた会社として女性社長や管理職が登場する雑誌などが多い。日本も消費者から選ばれている会社として、その会社の女性幹部が表舞台に登場して欲しい。それは決して社長でなくてよい。役員クラスの層の薄さを感じる。そして、そこに上がるまでのプロセスのハードさが女性の気力を萎えさせてしまうのかもしれない。

    当社は、女性管理職育成を支援しています!

    *参考リンク(共同通信社 ニュース)

    http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010082901000272.html

    (厚生労働省「平成18年度女性雇用管理基本調査 結果概要」)
    http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/08/h0809-1/index.html