カテゴリー: 仙波英幸のブログ

  • 営業で成果を上げる!ロールプレイングのコツ

    営業で成果を上げる!ロールプレイングのコツ

    営業で成果を上げるためには、商談場面を想定したロールプレイングが有効である。

     

    実際にロールプレイングを行うことで、実践的な知識や技術が身につくからだ。

     

    しかし、意外にこれが難しい。

     

    ロールプレイングの目的と着眼点を明確にしないまま実施すると、臨場感の無いものとなり、効果は全く望めない。ただ時間の無駄になってしまう。

     

     

    そこで有効なトレーニングにするためのポイントを3つお伝えするのでぜひ、参考にしてほしい。

    営業

     

    【商談ロールプレイングの3つのポイント】

    1.どのような場面を想定しているのかを明確にする。

    ・商談の背景

    ・想定される顧客の課題や商談のボトルネック(反論・疑問)

    ・今日の商談のゴール(宿題をもらう)

     

     

    2.着眼項目を明確にする。(評価シートを用意しメンバーで共有する)

    ・態度

    ・話し方

    ・間の取り方

    ・適切な質問

    ・アイスブレイク

    ・クロージング

     

     

    3.フィードバックに素直に耳を傾ける。

    ・評価シートに気づいた事を記載する

    ・良かった点とその根拠

    ・改善点とその理由

     

     

     

    これらは実際に私が現場で営業指導を行う際に、重視するポイントである。ロールプレイングを通して営業手法を身につけた過去の研修生には、売上が5倍になったという方もいて、成功報告を聞くのは非常に嬉しい。

    アスリートがパフォーマンスを上げるのに地道なトレーニングが欠かせないのと同じく、営業も同様にトレーニングが不可欠である。その一つがロールプレイングである。

    ただし、やみくもに頑張っても効果は上がらない。正しい方法を取り入れて、実践的な

    営業力を鍛えよう。

     

     

    営業セミナー詳細はコチラ

     

     


     

  • 営業で成果を上げるための準備とは

    営業で成果を上げるための準備とは

    営業の成果は、実は面談する前から決まっているといっても過言ではありません。

    成果が上がらない営業マンの共通点は準備不足なのです。

    今回は、法人営業について挙げてみます。

     

    例えば

    1.訪問先の会社の特徴は何か(歴史・強み・顧客特性)を調べない。

    2. どのような課題を持っているか、仮説を立てない。

    3.  何をヒアリングし、何を伝えるべきかを整理していない。

     

    会社の特徴については、最近はホームページやインターネット検索での情報が早く収集できます。

    少し前なら、この情報収集がかなり難易度が高いものでしたが、最近のネット社会が

    情報収集を楽にしてくれました。

    自社の取引実績を調べてみることも当然必要です。

    地域情報誌、業界紙や四季報などに頼ることもできます。

    担当者の個人的情報が必要な場合にはフェイスブックをチエックしてみるのも有益です。

    (ただし、SNSを利用していない担当者、また社内で禁止されている会社ももちろんあるので

     限界はあります)

    ここでのポイントは顧客に関心を持ち、「お役に立ちたい」という気持ちで営業するのか、

    単にモノが売りたいだけなのかの“考え方”の違いなのです。

    「どんな会社なのか、どんな担当者なのか」知りたい。・・・そして、その人と

    会話をする前に、どんな内容で話すのかをあらかじめ想定しておくのです。

    ○○に興味がありそうな人なんだな、

    ○○の出身の人だから、△△温泉や◇の食べ物が好きかもしれない、

    設立が100年を超える会社だから、きっとすごい秘訣があるんだろうか、何だろう…など。

    会う前にイメージがたくさん沸いてきますね。

    そして、「会社の特徴、現状の課題として予測できること、何が当社に貢献できることなのか」を

    あらかじめ想定し、仮説を立てて面談します。

     

    初めて会う営業マンが、単なる売り込みする人なら、追い返されて終わってしまいます。

    会って、この人なら会話ができそう、信頼できそう・・・と思ってもらわなければ時間を作ってもらえません。

    そういう意味でも、「御社は○○をなさっているのですね」など、初回面談の話のテーマは大事です。

    自分について興味を持ってくれている人を嫌いになる人は、ほとんどいないからです。

     

    そして、お客様は、きっと、何かに困っています。

    営業マンは、その「困っていること」の解決をしてあげる役割があります。

    どこでも、市場の環境変化が起これば必ず新たな問題が発生し、それが解決すべき課題となっているはずです。

    さて、何に困っているのでしょうか?

    わからなければ、素直に聴けばよい、のですが・

    その問題を、いきなり職務質問のような聞き方をしても答えてはくれないので、難しいのですね。

     

    さて、そのためにも質問の順番や言い方を考えておくと良いです。

    質問のコツは、顧客が答えやすい質問から先にすることです。

    質問のコツにはいくつかあります。

    例えば将来のことを聞くより、過去のことを先に聞く。

    「このサービスを導入されたのは、いつ頃ですか?」(過去)

    「今後は、どのようなサービスをお求めですか?」(将来)

    人間は、経験のあることなら回答しやすいのです。

    これからのことを問われても、なかなか、すぐには考えが出てこないものです。

     

    質問に応えていただき、それをしっかり聴いて、納得し、問題把握に努めます。

    それであれば、「過去に○○を利用されているので、きっと当社の●●は役に立つはず」と

    自社のアピールポイントにつながるのです。

     

    こうした地道な準備の積み重ねを大切にすれば必ず成果に結びつくはずです。

    お客様に役に立ちたい、という気持ちが、事前準備や、当日のスムースな会話に

    つながるはずです。

     

    名将に学べ!強いチームを作るミーティング術

     


     

  • 売れる営業マンになるために

    売れる営業マンになるために

    【営業ができる人の「考え方」とは】

    営業で“成果が出せる人”と“出せない人”の違いとは何か?

     

    それは、ちょっとした視点の置き所の違いである。

    売れない人は、自分の「商品がどうやったら売れるのか」を考える。

    一方、できる人は、「お客様がなぜ、買うのか」を考える。

     

    「自分がどうやれば集客ができるか」ではなく、「人がなぜ、集まるのか」を考える。

    つまり、自分が他人を操作しようとするのではなく

    相手の視点で考えることが“できる営業の第1歩”なのだ。

     

    あなたは、込み客からの次の2つの質問に

    答える準備はできているだろうか。

     

    その1.「あなたから買うとどんな良いことがあるのか教えて」

     

    その2.「他社との違いは何?」

     

    その問いに明確に答えられることができる営業になるための基本条件である。

     

    コンサルタントの例をあげてみよう。

    例えば業務改善コンサルティングを提案する場合

    その1.「あなたから買うとどんな良いことがあるのか教えて」

    →御社にとって平均20%のコストダウンが実現できます。

     

    その2.「他社との違いは何?」

    →専門家がチームを組んで調査・分析を行うので 短期間で多面的なアイデアを御社に提供できます。

     さらに、成果の20%が報酬となりますので御社にとって導入のリスクはゼロです。

     

    後は、実績の一覧や導入事例などで根拠を説明しよう。

     


     

  • 管理職研修~合宿3日間

    管理職研修~合宿3日間

    社内の管理職が職場を離れて、「3日間合宿研修」というスタイルを担当しています。

    改めて、管理職の役割とは何か…を考え、期待される行動やあるべき姿を考えます。

    通いではないので、宿舎で泊り、夜も演習をし、ディスカッションを行い、

    そして、一緒に飲みながら懇談会をする。

    ひと昔前の研修スタイルと思われがちですが、

    同じ会社の課長職のメンバーが集い、深く共感し合うことができています。ウイルブレイン管理職研修

     


     

  • 怖くて食べられない〜安いモノには理由がある〜

    怖くて食べられない〜安いモノには理由がある〜

    日本は偽装天国か?

    産地偽装・耐震偽装・データ改ざん等等 ・・・

    懲りずにくり返し起こる企業犯罪は、もはや日常茶飯事と言って良い。

    (不祥事ではなく犯罪と表現すべきである。)

     

    「正直者がバカを見る」そんな世相を表しているのだろうか。

    日本の文化は”空気で動くこと”そう喝破したのは作家の 山本七平さんである。

    「あんた、みんな裏ではやっているの知らんと」

    「そんな小さなこと言うてたら何にもできがな」

    「そもそも基準が厳しすぎるんやから問題ないよ」

    「安いもんしか買われん人もいるんやし・・・」

    そんな言い訳を聞かされると 「仕方ないね」と水に流してしまうのが 日本の文化なのだろうか?

     

    信用が崩れたら全ての商売は成り立たない。

    しかもインターネット社会では、”嘘””ごまかし”は即座に拡散するのだ。

    壱番屋さんも大変迷惑していることだろう。

     

    イメージダウンを防ぐためにも

    不正発見の経緯をもっと詳しく説明した方が良い。

    「本当は知ってたんちゃうの」(何故か大阪弁)という私のような見方をする人もいるからだ。

     

    それには理由がある。

    中国産野菜の残留農薬問題が起きた時

    私の大好物の烏賊ほうれん草ミックスのほうれん草が

    一時販売中止になった時のショックを今も覚えているから。

    ”築城3年、落城1日”

     

    讀賣新聞より引用: 

     「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋が廃棄した冷凍ビーフカツの不正転売事件で、岐阜県は15日夜、転売先の「みのりフーズ」(岐阜県羽島市)から、壱番屋の製品以外の冷凍食品が大量に見つかったと発表した。  みのりフーズはいずれも産業廃棄物処理会社「ダイコー」(愛知県稲沢市)から入手したと説明。大半が賞味期限切れで、岐阜県は、これらも横流しされた廃棄品の可能性があるとみている。 :引用終了

     


     

  • リーダーに問われる人間力

    リーダーに問われる人間力

    テレビでカラオケ番組を見る機会が増えた。

    時には100点満点を取る名人もいる。

    確かに上手い!技術的には申し分ないのだろう。

    だけど一流のプロと比べると明らかに何かが違う。“味気ない”のだ。

    この人でないといけない理由がないように思う。

    しかし、一流のプロ(例えば杉良太郎)の歌には何故か引き込まれる。 

    何度も聞きたくなる。なぜだろうか?

    でも、杉良太郎の歌をカラオケ機械で評価したら100点は出ないだろうな。

    そう、カラオケ歌番組は、「人が」点数を出すのではなく、「機会が」点数を出す。

     

    どの会社の中にも話術に長けた人はいるものだ。

    だからと言ってその人に人を動かす力があるとは限らない。

    反面、話し方は上手ではないけれど「あの人が言うなら・・・」と その人が語るだけで、多くの人を動かす達人もいる。

    ビジネスにおいて大事な選択の場面では 「何を語ったか」ではなく「誰が語ったか」がより重視される。

    人は、人に感情を動かされる。

     

    カラオケ番組で感じる”味気なさ”の理由の一つが この感覚なのかもしれない。

     

    それは肩書きに左右されるという意味ではない。

    生身の人間の体験に基づいた 人間的魅力、迫力、包み込む技量の差である。

    「あの人が行くなら私は行かない」 「アノ人が行くなら私もついて行く」

    「あの人とアノ人。できればアノ人になりたい」

     


     

  • 繁盛に必要なのは、知恵を出すこと

    繁盛に必要なのは、知恵を出すこと

    yjimage

    昨日、家族で中洲の”俺の割烹”で食事をした。
    すべて美味でハズレがなかった。
    料金は一人4000円程で、大満足。また来ようと思った。
    飲食チエーン店の売上不振のニュースをよく耳にするが
    あまりにも当然である。
    ”まずい・おそい・どこにでもある”
    お客を舐めたらあかんぜよ!
    料理を見れば、いかに原価を抑えるかに腐心しているか
    その姿が手に取るように浮かんでくる。
    利益を出すために一番大事な食材の質を下げるなどは
    小学生でも考えることだ。
    繁盛店で共通していることは”創意工夫”
    ・回転率を上げるための時間制
    ・ここにしかない名物が何か一つある
    ・締めに食べる料理が最高にうまい
    ・注文から品出しまでのスピードが早い等等

    儲からないのではなく、知恵の出し方が足りない。
    今日のサービス品(ご奉仕品)と称して
    鮮度の落ちた残り物を平気で出すような飲食店に明日はない。

     


     

  • 予算を立てる時期に考えること

    予算を立てる時期に考えること

    1

    ビジネスリーダーにとって、数字で語る力は重要なスキルである。
    なぜなら、人を説得する時、誰にでも理解しやすいからだ。
    粉飾しない限り数字は嘘をつかないし、つけないから信用されもする。
    例えば、家計が回らない、会社のキャッシュフローが不足、予算がない・・・
    そんな不平から、どうするか打開策を考えようとするときにも
    「何が、どこに、どれくらい」使われているのか実態を正確に!!知ってから
    議論すべきなのだ。

    ※下記の数字は、日本の税制が過去25年間にどのように変化したのかを示した数字。
    (植草一秀氏ブログより引用)

    1990年の税収構造

    ・所得税 27兆円

    ・法人税 19兆円

    ・消費税  3兆円   だった。

    これが2015年度には

    ・所得税 16兆円

    ・法人税 11兆円

    ・消費税 17兆円 に変わる。

    消費税は3兆円から17兆円と6倍に増えた。

    誰が減税されて、誰が増税されているか?
    この数字を見ればは一目瞭然である。

    さらに、政府は2017年4月の消費税率10%への引き上げを断行する方針だ。
    社会保障制度の維持の重要性に異論はない。
    しかこれ以上し国民に負担を求めるなら増税されたお金が実際ににどのように使われて、成果があったのかを数字で示すべきである。

     


     

  • モチベーションを支えた手帳の言葉… 中村天風

    モチベーションを支えた手帳の言葉… 中村天風

    今年も「中村天風」の手帳を使います。

    もう20年使っています。

    IMG_0292 IMG_0293

    IMG_0294

    1997年10月にコンサルタントとして独立した時、夢もあったが不安も大きかったのです。

    全ては自分が決める自由があったけど、言い訳や逃げ道がないプレッシャーもありました。

    その時、自分の心を奮い立たせる魔法の手帳が中村天風先生の哲学が凝縮された1冊の手帳でした。

     

    手帳を開くと、今日1日の生きる心構えが記されている。

    今週のメッセージは・・・

    “不足な人、体の弱い人はひとしお笑いに努力してごらん。

    笑うにつれて人生の幸福と幸運がどんどん開けてくるから”

     

    言葉は、エネルギーだ。

    新鮮で栄養価の高い食べ物が人の体をつくる様に、

    愛ある本気の言葉は人を勇気づける。

    組織を引っ張るリーダーは、言葉の力を仕事で活かす場面が多いはずだ。

     

     


     

  • 新年の決意

    新年の決意

    新年明けましておめでとうございます。 いよいよ今日から仕事始めの人も多いと思うけど、今年は暦の関係であんまり休んだ気がしない。 今年はどんな1年になるのかな?と思ってニュースを見ていたら 日経平均株価が大幅下落(580円安)とのこと。中国株も大暴落していて 何やら今年の経済情勢を暗示しているかのようである。 さあ、今年も気を引き締めて荒波を乗り越えていこう。 ところで、あなたは今年の目標はもう立てましたか? 私は毎年A4用紙1枚に目標を書いている。10年分くらい溜まっているので 時々読み返しているけど、なんだか自分史を見ているようで面白い。 今年は”4つの約束”を目標にした。 1.正しい言葉を使う。 2.あてにしない・焦らない・あきらめないの3つの「あ」を心得る。 3.引き締まった身体になる。 4.超一流と呼ばれる仕事の技を確立する。 もし、つい約束を忘れたり折れそうになったら、 3つの「あ」を守り、あきらめずにチャレンジしてみようと決意している。 ちなみに、正しい言葉は「ありがとう」「すみません」(悪い言葉は「くそ」「死ね」「バカ野郎」) これが素直に言えたら人間関係は大概上手く運ぶはず。 今年も楽しみな1年が始まりました。