カテゴリー: 深月敬子のブログ

  • 女性社員のための能力開発研修

    女性社員のための能力開発研修

    12月10日、自動車ディーラーの女性社員、九州北部地区の30名以上が毎月集合して能力開発を しているという定例会に、講師としてお伺いしました。
    人事部が女性に期待しているのは、“長く勤務して欲しい”, “顧客目線で、男性では不足している職場での提案や活性化をして欲しい” ,“女性客を取り込む魅力を発揮して欲しい” ・・・それは、全社にとっても働きやすい環境を実現できること、 会社にとっても大きな成長になることです。
    今回のテーマは「セルフコーチング」。ライフプランや目標に沿って自分の強みを職場でどう活かせるか、組織の目標に従うのではなく、自分の内面から内的キャリアを考え開発していこうという試みです。
    ・私はどこに向かおうとしているのか?・私はなぜ働くのか?・何を実現したいのか、何を得たいのか?
    ・どんな価値を求めて、今の職場にいるのか?・好きな仕事はなに?どんな時にうれしい?どんな時に苦痛?
    ・何ができる?どんな役に立てる? ・でも、しなければならないことがある。それは何と何?
    まずは、各自がマインドマップや演習シートで自分の強みを書き出しました。 そしてグループでシェアしました。
    「私はお客様と○○な会話をする時がうれしい」、「あなたの洗車、すごくきれいだった、と褒められてうれしかった」
    仕事の好きな理由は言葉にはっきり出てくるようになりました。
    そして、今後のことを考えました。
    将来はどうなっていたい? 会社の中で何をしていたい? それとも、プライベートで明確な夢を持ちたい?
    これをレゴブロックで作っていき、言葉にしていきました。 もうテーブルは笑顔、驚き、共感、承認・・・で楽しい空間になっています。
    「グループで最高の営業成績を出したい」 「社内の女性を育てるリーダーになっていたい」 「できれば結婚して母親になりたい。仕事も少しずつ続けて・・・」 「もっと前向きで明るい人間になっていたい」 いろんな夢、目標が語られました。

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    私自身は、15年以上前にシャインのキャリアアンカーやキャリア開発が日本で高まってきた先駆けとして キャリアコンサルタント養成をしていたころ、 本当に悩んでいました。 家庭でも育児と両立で忙しく、職場では成果ばかりを求められ、実務を任されて休めないサラリーマンを辞める決意をしたころ。 仕事には絶対の自信があって、でも認めてくれるリーダーがいない。 顧客からは必要とされ成果も高いのに、社内では女性、しかも若いというだけで発言権がない。 そして、独立。 組織を離れて不安もありましたが、責任感が大きくなるとともに、大きな自由と挑戦する楽しさを得られました。 すべて、自分で選択し、自分で決意していくことが良い成果を出すコツです。 組織のせいにして何もしない、何もできないという言い訳にしないで 自分でやりたいことはやっていく、○○がない~という言い訳ばかりを考えない。 自分で責任を負うと、すべてが自由で楽しいものです。 組織にいてもそれはできます。 こんなに良い会社にいる人、うらやましいです。 会社がこんな研修機会を作ってくれる会社、本当にうらやましい。 皆さんと一緒にライフキャリアを改めて考え直す時間をいただけて楽しい1日でした。 ありがとうございました(^^♪

     

     

  • プレゼンテーション研修

    プレゼンテーション研修

    「プレゼンテーションの進め方」講座
    中小企業大学校直方校、経営管理者養成コース。
    グループでのプレゼンは提示課題について、シナリオを考え役割を決め、シートを作成して実施します。
    独自性、論理性、好印象などをグループ間で発表して競います。
    声、態度、質問、事例、話す順序、問いかけ、そして…
    自信をもっているか、チームワークが良いか・・・
    プレゼンに様々なテクニックがしっかり入っていて感動的でした。

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  • 嫌われたくない人事担当者~講師はいつも嫌われ役

    企業からご依頼を受けて社員研修の講師をしている際、下記のような現象が頻繁に起こります。
    ・開始前に、受講対象者に対して、研修実施の目的が通達されていない。
    ・数名の受講者が当たり前に遅刻したり、途中で抜ける、私語や批判的態度をとる。
    ・開始にあたり、実施している責任者が何もオリエンテーションしない。司会者がいない。いきなり始まる。
    ・冒頭で、この研修は何の目的で、どのようなゴールを目指すのかを口頭で伝えない。いきなり「では、講師の方、お願いします」と講師にすべてを振ってしまう。

    組織として、受講者に何を目指して欲しいのかを明確化しておかないと、 受講者はどこへ向かって良いのかわからなくなります。ひどい会社は、指導責任者である管理職が不在、一切知らん顔してしまう場合があります。
    研修の内容や進行に関して、「オブザーバー」になりきってしまい、何も関与しない。人事や総務担当者は、「受講者から、指示しているように見られなくない」「受講者に嫌われたくない」という思いがあるのでしょう。
    研修前の企画段階では、目的や課題を明確化しているのだが、「それは講師から伝えて欲しい」、「人事部や総務部は直接指示はしない」というスタンスを取っています。そのため、進行は「すべて講師が指示している」ような振舞をする。 この結果、受講者が満足しない場合には、講師の力量不足と評価し、講師の責任としてしまう。 結局、問題解決しないのは講師のせいであるとし、別の講師をずっと探し続けることとなる。
    ☆このような研修の企業では・・・ ・皆が意欲を向上できない。 講師や研修プログラムがいくら良くても、集合させた組織の担当者からの 期待や承認を受けていなければ、誰もやる気にはならないものです。アンケート結果が悪い 満足度、理解度が非常に低くなります。そして当然、職場での実践度も下がります。一体感、変化への意欲も気づきもない。職場でも何も変化しない、態度もチームワークも変わらない 一体、誰が、何に対して、問題意識を持ち、どこまでやろうとしているのでしょうか? 講師が何かを変えてくれるのでしょうか? 研修費用を払えば、嫌われ役をやってくれる講師役が来てくれるのでしょうか?
    ☆個人の納得感
    ただし、そのような運営でも、一人でも二人でも個人で吸収力の高い人がいます。 自身が組織依存しておらず、オーナーシップの持ち主、組織の潜在的問題に気づいている人は 研修内容を自分のものとして理解できる人もいます。 ただし、かなり少数となります。必ずだれかいるとは、あまり期待できません。 研修は誰のために行っているのでしょうか? 何のために知識やスキルをアップさせるのでしょうか? 時間とコストを使って皆を集合させるのですから、講師をただの「試し」に使うのではなく、 組織の生産性向上及び活力アップ、組織力向上への能力開発機会として しっかり計画を練って、講師と共に運営側に立ち、責任を持っていただきたいと思います。 管理者自身が現場に出て、研修で受講者と一緒になって考えて、その後にフォローして回ってくれることが求められているのではないでしょうか?

  • クレドを浸透させたいとき

    クレドを浸透させたいとき

    「最近、行動規範を作り直しました。
    でも、社員に浸透していません。」

    「マナー教育をしっかりやっているのですが、
    気持ちがこもっていないように見えます。」

    「クレドを作りたいんですけど、どうしたらいいですか?

    ・・・・
    こんな悩み、時々聞きます。
    ご相談をお受けすることもあります。
    ・・・・・
    本日は、クレドの作成をする管理職の会議です。
    当社のクレドをメンバーが一緒に作っていくのです。
    「私たちの約束事」
    「私たちの行動ルール」
    「これが私たちの会社の良いところ」
    そんな項目をいくつか挙げて、そして統一したいポリシー(信条)として
    文書化していく過程がこの会議です。

    ・・・・・・・
    文書化したら、皆の心に浸透する方法を取りましょう。
    毎日できればこのクレドを見て、考える機会を持ちたいですね。
    朝礼やミーティング、皆が集まる会議などで・・・
    そして、胸のポケットにいつも入れておきたいですね。

    形だけがきれいな社員、
    笑顔はしているけど目が死んでいる接客、
    意味を理解しないで仕事をしている人、
    そういう光景にしないためにも、クレドで全員のマインドを1つにして
    燃える集団にしていきましょう。

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  • 指導者を育てる

    指導者を育てる

    私自身がマナー講師養成講座を開いています。
    そこで、よく言われる言葉「教える自信がない」

    ●何を教えるのか?
    「皆さんがよくできているので、自分が教えるようなことはない」
    「自分が逆に教えてもらわないといけない」
    「こんなことを言ってよいのかな、と考えてしまう」
    「当たり前のことをただ話してもしょうがない」

    自分の専門分野、詳しいこと、相手がきづかないことや知らないことを
    伝えることが仕事ですので、当然相手が知っていることは教えないですね。
    でも、相手は「本当に知っているのでしょうか?
    そして、できているのでしょうか?

    恐れなくて良いでしょう。
    自分の基準を信じましょう。
    そして、もしできていないことを観察したら、「できるように」教えてあげましょう。
    もちろん、できていることが正直に認めて、褒めてあげましょう。

    ●また、容貌的なことも。
    「綺麗なひとでないといけないのでは・・・」
    「素敵な先生に会った、と思われることが大事なのでは?」

    まあ、このような質問に「そうですね」と回答していれば
    今の講師はみんな、やめなくちゃいけない。
    信頼できる外見であれば良いのではないかと思います。
    表情や態度に誠実さ、正直さが出ていればそれが最も素晴らしいと思います。
    外見が整っている、容姿端麗・・・それは必要条件ではありません。
    熱意の方がもっともっと大事です。
    見て楽しませるタレント業、話術で泣かせる漫談家ではなく、
    本人に気づかせて本人を成長させるリーダーシップを図る業種です。
    主役は、講師ではありませんから。

    *リーダーシップがとれること
    目標に向かって相手をひっぱっていけること。
    それには、自分が目標に向かっている姿を見せる。
    相手を一緒に向かわせること。
    ゴールに行く意義を伝えて、どれだけ楽しく意義のあることなのかを説くこと。
    やり方を教えること。わかりやすく方法を伝えること。もちろん、自分ができていること。
    それを続けること。途中であきらめたり止めないこと。
    講師業はリーダーシップが必要です。

     

  • 短い言葉で、相手のメリットを伝える効果的なプレゼンテーションとは

    短い言葉で、相手のメリットを伝える効果的なプレゼンテーションとは

    チームリーダーのための企業内「プレゼンテーション研修」を担当しました。

    話すことはリーダーによって大変重要なコミュニケーション・スキルです。

    チームメンバーに自分の意思を伝える、正しい情報を伝える、そして感情を伝えること。

    しかし、なかなかこのスキルを向上する機会は少なく、自分のクセも気づきにくいもの。

     

    今回は、そんなリーダーのためのプレゼンテーション研修でした。

    一人ひとり、前に出て、1分間プレゼン。

    「指示」の練習です。

    “何が言いたいのかわからない”“言葉が乱暴”“声が小さくて聞こえない”

    “相手に低姿勢すぎてなめられるぞ”“自信がなさそうだ”・・・

    全部、コメントしました。

     

    その後はグループによるプレゼンで、リーダーシップを発揮せよ、というねらいです。
    課題に対してグループ内で短時間で話し合い、まとめていただきました。
    今回は[我社の紹介]をテーマにしました。40分でPowerPoint資料まで作成。

    さて、3チームによる10分間プレゼンの始まりです。
    1班:我社の業務内容が貢献すること
    2班:我社の人の魅力
    3班:我社の理念哲学

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    がそれぞれ、個性的なコンセプトであり、違いが強調され面白かったですね。
    相談したわけでなないのに、個性が際立ち、互いに自社の良さを訴えるものでした。
    「こんなに色んな魅力がある会社なんだ~」と聞きながら、感心しました。

    グループは5名ずつ、一人ずつ役割分担され、協力し合って創り上げていました。
    リーダー自身の役割を認識していただけた研修となったと思います。

    話す力、質問力、視覚ツールや演出力は日頃、特に意識していない方もいました。
    短時間で集中して、伝える、相手の立場で話す、相手のメリットやニーズを考える、
    簡潔でポジティブな表現をする、短く話す・・・などのスキルを
    磨くことができました。
    今後の職務にぜひ活かしていただきたいものです。

  • 人事評価者研修

    人事評価者研修

    人事評価者研修

    人事制度の改定に伴って、管理者の評価基準と方法の足並みをそろえなければなりません。

    人の育成は、目標があってこそ、そしてその前後の評価の基準があってこそ

    成り立つものです。

    主観や感覚で人を育てることはできません。

     

     

    今回は企業内の人事評価者研修です。-担当者-三宅敬司講師。

    事例をグループで話し合うと、様々な意見が出てきます。

    同じ社内でも、いかに見方が違うのか、そして間違った評価をしているのかがわかり、

    全員がとても驚きました。

    できてないことを「マイナス」として観察、評価し、そして指導する。

    できていることは「プラス」であり、評価、承認し、さらにレベルアップを期待する。

    最近のコンサルティングにおいては、このプラスとマイナスの基準すら不明確な

    組織も見受けます。

    人を伸ばす、人を育てる、立場にある皆様、一緒に学んでいきましょう!

  • できると思い込むセルフイメージが大事

    目標を正しく立て、成長に結びつけるには、セルフイメージに信念をもつことです。

    本当にはできないと脳内で思っているのに目標設定していませんか?

    だから、結果につながらないのです。

    真面目な人ほど、過去の自分の実績や他人の評価を基に、未来の成果を予測し、目標設定してしまいます。

    (→自分に殻を創る原因になってしまう)

    例・・・「人前でのスピーチで恥をかいた」「受験に失敗した」「目立ってはいけない」 「信じた人に裏切られた」

    「あなたには○○は向いてない」「もっと現実的になれ」「人に合わせろ」「笑われるよ」・・・など、

    この体験が原因となり自分はこの程度の「○○な人間」だと思い込む。

    自分は不幸だとの自己イメージが出来上がると(自分では気づかないが)、仮に幸せな環境を手にいれても

    幸せな状態が気持ち悪くなり、わざと不幸になる選択をしてしまうのです。

    →結果不幸になり

    →「やっぱり自分は幸せになれない」というセルフイメージが確立し、悪魔のサイクルが廻る。

    ★世の中で成功している人は、積極的な勘違いが上手です。

    セルフイメージが低い状態で目標設定を無理やりやらせていると言葉とイメージが不一致となり、

    脳がバランスをとるため「元に戻れ!」と指令が出て殻に引き戻される。

    成長しない人の思考パターンは、

    ○○とは言うものの、「前例がない」「経験がない」「資格がない」「学歴がない」「お金がない」「人脈がない」

    →言い訳がやがて信念となり→脳の現状維持本能により→

    “どうせ私には無理”→“自分なりのそこそこの目標でお茶を濁す”

    ■目標は見たい未来に焦点を当てて立てましょう

    ■自分自身に対する思い込みを検証しよう

    例「数字に弱い」「社交性がない」「営業が嫌い」・・・・これらは大丈夫、“今までは必要としなかっただけ”です。

    (無理に逆の暗示をかけてもムダです。自分の可能性を信じましょう)

    殻を破る鍵は

    “今までの延長線上にないデッカイ目標を(浮かばない人は暫定目標でも可)”立てましょう。

    手段は考える必要はありません。とにかく自分がワクワクする夢です。

    憧れの人をモデルにするのもOKです。