Aタクシー会社に電話した。

「○○にお住まいの、△△様ですね。いつもありがとうございます」

着信の電話番号ですぐに私のことがわかっているようで、安心した。

「また、1台お願いします」

「はい、かしこましました。すぐに参ります」

ツーカーの関係で、固定客として馴染んでもらったいるのか、と少し満足。

しかし、ここからがタクシー会社の重要なポイントなのである。

実は、そのあと、ずっと待つのに来ない。

15分経っても20分経っても迎えに来ない。

待ち合わせに遅れてしまうので、たまらず電話をした。

「あー。ちょっと待ってください。・・・どうも道に迷っているようです。すぐ向かわせます」

電話で待たされた時すでにイライラしているが、迷っているという言葉にもっとイライラ。

その後、5分待てども来ない。

結局、タクシー予約はキャンセルした。間に合わないのだ、このままでは。

車発信させて、自分で向かうことにした。

すぐに来てくれるという表現は何分までなのだろうか?なぜ、不明な時には遅れるという電話がかからないのだろうか。朝早いわけでも、雨でラッシュだったわけでもないのに。

電話第一声の応対だけ素晴らしくても、本体の商品が未完成であれば仕様がない。

それは、顧客満足でもなんでもない。逆に、不満足をあおってしまう。

こんなことなら、着信番号で客の名前など呼ぶな!

経路を順当に把握し、正確に迎えに行けるから、個別対応なのだ。

利用者側にとっては、いつまでに来てくれるのかを確認すべきである、ことを肝に命じられた。気をつけないと、怖い、怖い。