新入社員研修の季節となりました。
私が、多くの企業での研修で毎回、伝えていることがあります。
机の上の整理整頓です。

今年の某企業の研修でも、受講している社員は何気なく机の上にテキストや文房具を散らかして
休憩に出ています。期待どおりにやってくれました。
もちろん、研修の開始時に整理整頓はルールとして必ず指示しているのですが、
学生時代と同じように気ままに書類を散乱させます。
こちらのような状態を見受けます。

・研修時間の合間に節目として片づけを行ってから席を立つ
・終わったものは保存する、捨てるなど整理する
・机の上に重要なものを開きっぱなしにせず、閉じる(個人名な内容は人目にさらさない)
・道具は決まった場所に置く(返却する、片づける)
・すべてに名称を書く
・一定の場所を決め、散らかさない

これは、新人の頃からの習慣として身につけたいですね。
思考の整理が行動習慣となります。
ロジカルシンキングやパラグラフ思考も鍛えます。
当然ですが、紛失や探す時間などロスをなくします。

そして、多くの人が行き交う場所などの場合には、個人情報保護は必須です。

仕事ができることの基本は、まずは整理整頓なのです。
そして実は、これは「概念化思考力」が高いコトを示します。
物事を整理できる、仕分けできる、判断できることとつながります。
つまり、過去と未来など時系列で並べらることができる、経験を活かせる、未来への予想や計画を立てられる、という
仕事において必須の概念化思考と同じです。
内と外の見分けがつき、瞬時に必要な情報を取り上げることができる、感情の切り替えができる、なども同じです。

まずは物の整理整頓で、思考力や判断力を高めていきましょう。